海外駐在妻のための10のポイント

● 海外駐在妻になるが何から始めればいいのかわからない人のための10のポイント

こんにちは、吉野恵実ことヘシルです。

私は駐在妻のことを調べていて、「私って兵庫県から京都に来た駐在妻のようなものだな」って思いました(笑)

日本国内で起きることと、海外駐在で起きることってよく似ていると思ったのです。

ただ、「言葉」に関しては大きく違いました。

日本国内だったらこんなに困らないだろうなぁということが、海外ではあったのです。

それが「英会話」だなって思いました。

早速私が調べた駐在妻さんたちのお話を書こうと思います。

1.滞在国・期間

今回ヘシルが調べた駐在妻さんたちです。

  • ・アメリカ駐在4年目
    ・某西欧国 3年間・欧州ヨーロッパ圏2カ国
    ・英語圏&非英語圏7年
    ・カナダに4年
    ・中米5年欧州某国5年
    ・アメリカ ワシントンDC郊外1年半

2.日本にいるあいだにしておいたほうがいいことは何ですか?

・日本の家族、友人、親戚の連絡先(住所・メルアド・携帯番号)リスト作成。

パソコンが使えない、つながらない場合に備え紙ベースで用意しておくといいです。

面倒な人は、年賀状を持って行くと便利です。

・病院通いです。特に歯の治療中の方は治療が落ち着くようにしたほうがいいです。

・銀行の貸金庫もあればいい

・運転免許が無いと不便な地域もあります。

・不要なクレジットの解約・保険見直し

 短期で駐在に行くつもりが、長期になったということもあるからです。

・お醤油以外の日本の調味料、乾麺等日持ちするもの、ホットカーペット、お化粧品

・日本のように外食をする習慣がなく、自宅に職場関係の人を招く機会が多いので、料理の腕を磨いておくことも必須。

・必須ではないけれど、着物があって自分で着られると喜ばれる

・英会話のスキルアップ 日本人としてかなりできる方であっても会話となると相当な訓練が必要。

現地で必要に迫られてからでは遅いと感じた。

・現地語の勉強は、あいさつと・数くらいは覚えておく方がいいですね。

やはり「言葉」は大きいですね。

ヘシルの意見としては、向こうに駐在になってから、あんなことも言えるようになりたい、こんなことも話したい、とわかると思うんです。

人間ってそういう危機、現実に直面しないと、動けないっていう部分もありますものね。

あらかじめ準備したい!という方も、どの程度準備しておけばいいかわからないと思います。

  • 私の提案としては、

    ・英語で電車、バスに一人で乗れる
    ・英語でドライブスルーで注文できる
    ・買い物に行ったらレジで店員と英語で少し話せる
    ・知らない人に英語で道を尋ねることができる
    ・英語の日常会話のリスニングができる

ぐらいまでのレベルに英会話ができるようにしておくと、安心かなと思います。

これができると、「一人で出掛けてみようかな」と思えるからです。

これから出てくる質問でも多いのが、「うつになってしまった」という駐在妻の方が多いのです。

それに大いに関係しているのが、「英語の壁」と、「勇気」、「マインド」なんです。

それを解決してくれるのが、「英会話」なのではないか?と私は思います。

 

3.日本から持って行った方がいいものは何ですか?

・日本の食材(乾物、ちらしずしのもと、ふりかけ、だし、粉寒天、麦茶、抹茶・・・) こちらにあっても高いため

⇒お子様がいらっしゃるなら、キャラクターもののふりかけや麦茶は必須だと思います。

アメリカでは基本的にはゼラチンで、最近アガーもありますが、粉寒天がほしいなという時があります。棒寒天はアジア系の食材店で見かけることがあります。

・文房具
⇒ボールペンは太めで日本の文字を書くには使いにくい。消しゴムは消えないことで知られている。自分が使いやすいものが一番。

アメリカ人に日本の消しゴムをあげたら、消える!と喜ばれて、もっとほしい、と言われたというのを、つい最近も周りから聞いたばかりです。

・台所用品(卵焼き器、包丁、菜ばし)
⇒こちらの包丁は切れないことで知られています。

・食器(お茶碗、お箸)、お弁当箱、水筒
⇒子供たちが、自分で選びたいと言い出したため。

・100均のもの。メラミンのスポンジ
⇒アメリカにも最近あるが、高いため。荷物詰めの時にクッション代わりになる。

・蚊の薬
⇒アパート住まいの友達は蚊を見たことがない、さされたことがない、というのですが、我が家は木が茂っているところがあるからか、夏場、夕方外にいると必ずさされるので、必須になっています。

・『地球の歩き方』など日本語のガイドブック

・結婚証明書。Social Securityの申請に必要。

・変圧器10個 そのまま日本のものをコンセントさして使っていたらすぐ壊れてっていうことが何度もあった

・現地人に配る土産物

・和を演出できるテーブルウェアや食器

・ホームベーカリー!2年過ぎると日本のパンが恋しくなる

・電子辞書・パソコンなど

・化粧品など

・国際免許証(当時は一年たつと現地の免許証に書き換えた)

などなど色んなものをお伺いしました。

それぞれに補足をしていきますね。

色んなガイドブックがある中で、「地球の歩き方」は一番情報量が多いと思います。

銀行のことや、物の測り方、電車やバスの乗り方、文化や風土など事細かに書いてあるので、本当におススメです。

日本の書類が海外でも必要な場合があります。

戸籍や、住民票なども翻訳して提出する必要がある場合がありますので、3部ほど持っていってもいいかなと思います。

変圧器は大事です!!!

炊飯器など日本のものは変圧器が無いと使えません。

アマゾンで象印の変圧器が無くても使える炊飯器が売っていたりします。

変圧器はたくさん用意したほうがいいですね。10個ぐらい。

海外にはお土産を配る習慣は日本ほどありません。

ですが日本のおみやげがあると会話のキッカケができて、話が弾み、海外の人とも友達になりやすいです。

ホームパーティーが毎週末行われる地域もありますので、和を感じられるランチョンマット、箸、箸置き、湯呑、急須、和柄のコースターなどがテーブルにあると喜ばれます。

海外のパン、フランスのバゲットなどはカッチカチですよね。

日本のノガミのパンのようなふっくら質感のパンはそうそう出会えないと思います。

わからない単語はスマホを辞書代わりにして調べられます。

日本で解約したスマホを、辞書代わりに持っていくのです。

ただし、WIFIがあれば、の話です。

インターネットにスマホがつながらない場合には電池で電子辞書があれば安心ですね。

化粧品なども気に入っているものは持っていきましょう。

アマゾンの日本語バージョンで海外配達ができるサイトもありますから、最低限でいいでしょう。

 

4.現地に行ってからわかったこと、人間関係

・日本語で書かれた好きな本が何冊かあると楽しめる。

・どの国にも日本人はいます。そして息苦しい日本人コミュニティは存在します。

必ず日本人は日本人と繋がっていることを念頭に、対応はそつなく!と駐在妻の先輩は言います。

・日本から来た駐在妻は、「あなたの旦那さんはどこにお勤めなの?」とか、「年収はおいくらぐらい?」と聞く人もいます。

また、車のナンバープレートの色が違う人が駐在員にいます。

それは、外務省勤務だったりするそうです。

そういうところも、日本人妻のコミュニティではさり気なくチェックしているのだそうです。

日本で暮らしていても、「お家は賃貸ですか?」とさりげなく聞く人っていますよね。

そういうのは、(この人はそういうことに興味があるんだな)と思って軽く受け流すのがいいでしょう。

自分の勇気のなさ(話しかけられなかったり、一人で行動できなかったり…)という駐在妻は、かなり多いようですね。

それで引きこもりになったり、鬱になったり、プチ鬱になったり。

これって、英語が話せたらまた違うのになぁと、私は思います。

英語とは別に、「一人で行動できる勇気」っていうのも大事なのかなぁと思いますね!

「英語が話せる」って大きな勇気になりますよね。

それが「できない」と思い込んでしまうと、人ってこうも引きこもりになったり、うつになったりしてしまうものなんだぁ、って。

自分のもろさを感じたりしますね。

5.日本にいる家族に頼んでおいた方がいいこと

・親類などの冠婚葬祭用の現金を予め親兄弟などに渡しておくこと。

子供が生まれたときのお祝い金とか、結婚、お葬式などのときのためのお金を渡しておくというのも、ひとつの思いやりですね。

・郵便物の受取や保管。

・手紙の転送先が実家になると思うのでそのお願い。

・スカイプや、LINEなどのアプリを日本に残る家族にもダウンロードしてもらうこと

やはり日本の家族とビデオで顔を見ながら話せるのは、安心です。

海外でホームシックになったときなどに、心の支えになってくれるでしょう。

電話だと、国際電話が金額があがってしまいます。

スカイプやLINEだったら、インターネットを使った無料電話なので、経済的にも安心ですよね。

なにより心が安心するかなと思います。

6.海外赴任帯同で経験したプラス面

・子どもにとって会社が費用負担の留学みたいなもの

・米国内を気軽に旅行できるのがいいです。

・全てにおいて貴重な経験ができた。

・視野が広くなった。

・自分の視野の狭さを思い知った。人生の転機となり、その後の職業を決めた。

・欧州では車移動でいろいろな国に旅行にいけて楽しかった、中米では娯楽が少なかったから家族で楽しむ努力をしたので結束が強まった

など駐在妻の方はプラスの面もあるようですね。

確かに、会社負担で引っ越しも、税金も、おさめてくれる会社もありますし、

駐在手当も出ますし、

日本にいる時よりは豊かに生活できたという人も多いようです。

国によっては、家賃に家政婦サービスも込みのところもありますよ。

旦那さんがいない日には勇気を出して、まずは近くのスーパーまで、

まずは隣の駅まで、隣の町までドライブ、のように、

すこしずつ行動範囲を広げていけばいいのではないでしょうか?

その際にも、英語は必須だと思います。

7.海外赴任帯同のマイナス面…

・アメリカなので日焼けし、太る。オシャレに関心が薄くなる。

・現地の食べ物が美味しすぎて太った。

・日焼けや太ることに対して無頓着になった(現地の人たちはほとんど気にしていないようにみえて)

・一人っ子だったので、日本にいる両親のことが常に気がかりだった。親の死に目に会えない覚悟も必要。

・医療においては、日本語で病院に行きたい、不妊治療法の選択肢が少ない

などがあったようです。

アメリカでは日本とは子どもの予防接種も違いがあります。

医療においては、日本語で対応してほしいと思いますよね。

そういうときも、海外旅行用ハンドブックなどに、医者との英会話などが含まれていますので、参考にするといいと思います。

8.海外出産・子育て体験談

・新しい環境に適応することで子供たち逞しく成長中。

・0歳児と2歳児をつれての赴任でしたが、周りの日本人に助けてもらってとても快適に過ごせた。また、現地校に通っていたので語学が上達し、友だちも増えた

・私は結婚してまもなくで、子供はいなかったが、出産や子育てをしていたママさんたちは、世界が広がり、貴重な体験をしたと言っていた。

・英語も達者。発音はネイティブ並。

日本に帰国したら、帰国子女ですもんね。

将来的に日本でも子供が生活していくことを考えると、英語と同時に日本語もキープする方法を考えたほうがいいかなと思います。

日本語ってすごくムズカシイ言葉なんですよ~!

だから土曜日だけやっている日本語語学学校にこどもを通わせるとか、

日本の歌を聞かせるとか、日本語で話しかけるとかいう工夫も必要ですね。

お子さんが中学生や高校生で日本に帰国することを考えているのなら、帰国子女枠での入試情報を集めておくのも大事かなと思います。

9.駐在妻の皆さんとの交流体験談(特に気を付けた方がいいことはありますか?)

・どこにでも面倒見のいい人っているので大丈夫。積極性が大事。

・妻だけでなく家族ぐるみの付き合いの方が多かった。その方が私は気楽だった。

・駐在妻の仲間には現地出産もいました。なんとかなるようです。

・学歴は聞かない・人の悪口は言わない(どこかでつながっているので)

・その国の悪口を言わない(その国に長く駐在している人にとっては自分の国を悪く言われるような気分になる)

・気をつけることは日本に居るときと変わらないと思う。人間づきあいだから。

ただ、コミュニティーがとても狭いので、気にし過ぎないようにするといいと思います

・周囲の日本人の奥様たちはご主人がエリートの方ばかりだったので、若輩者の私はとても気を使った。

何事によらずでしゃばらず、しゃべりすぎず、謙虚にしていた方が良いと感じた。

10.これから駐在妻になる人、いま駐在妻の人へメッセージ

・案ずるより産むがやすし。駐在妻って楽しいですよ!健闘を祈ります!

・私達よりも言葉の不自由な所で働くご主人がなにより大変なのです。労って何でも話し合って楽しい生活を送ってください。

・英語の修行もできましたし、幸いにも友達に恵まれ、楽しい思い出がたくさんできましたよ!

どうか、過剰に心配なさらずに。

・駐在妻にはマイナスイメージもあります。

「自分は働いてもいないのに、夫の稼いだお金で身の丈に合わない贅沢ばかりしている」

「夫のポジションを自分のステイタスと勘違いして、プライドが高い」

と…まぁ、いまどきそんな人がゴロゴロいるわけではありませんが、

ちょっと気を付けて、そう見られないように気を引き締めて生活しないとすぐ「だから駐在妻は…」となります。

・出産は滞在2年目に経験しましたが、産後24時間で退院させられたことに
びっくりしたかな。

母にサポートに来てもらいました。

あと、出産にかかる費用や保険でカバーされる額は国によって違うので、事前に確認しておいた方が良いと思います。

人間関係は運の部分もありますが、良い縁に恵まれると良いですね。

・出産は、不安なら里帰りもありだと思います

・子供がいなくて、昼間車が自由に動かせたため、アッシー君に使われたことがあった。

車が自由に使えないと本当に不便。また海外生活は人の性格により、合う人と合わない人がいると実感した。

・自分が慣れ親しんだ常識にとらわれず、柔軟な発想の転換ができる人が向いていると思う。

と、現実的に色々気になさっている問題もありますよね。

日本に住んでいたって、同じです。

嫁姑問題とか、幼稚園のママ友問題とか、どこの国に行ってもありますよね。

ですが、そういうことにとらわれるかどうかって、実は本人の意識の問題なのかなって私は思います。

どうせ海外に来たのだから!思いっきり楽しんでやろうじゃないの!

これぐらいの気構えで、ド―ーーーンとしていたらいいのではないでしょうか!

「英語ができないから不安」っていう気持ちはよく分かります。

私だって、もし日本語が話せなかったら、家から一歩も出ないと思います。

いや、いま日本語が母国語だけど、あまり家からは出ないし(笑)

私には京都に友達もいなかったら、寂しかったし。

人間関係はせまいし・・・ついていけないし・・・

でも、そこに居続けても何も始まらないですよね。

そう思って出かけてみたり、交流会に参加してみたり、ブログを書いてみたり、色々してきたわけです。

もし私が英語が話せる状態で、海外に行ったら・・・

最初は不安です、怖いです、治安も大丈夫かな?って思います。

最初は近所のヨガサークルとか、太極拳サークルとか、ママサークルとか探しますよね。

日本語が通じるお友達も作りますよね。

でも、せっかく海外に来たのだから!

日本人同士だけではなくて、海外のお友達も作りたいです!!!

カフェでもどこでも、探しに行くと思いますよ^^

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